[サイド ストーリー] 好きの温度

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  ……あー、そういうことなんだな。…… オトコを好きになるってコトを、直感的に理解した気がした。 「…ん――ゆ、や…っ」 同じくらい荒い息づかいで、少し開いた赤いくちびる。 吸い込まれるように重ねて。 ズボンの中でキツそうに主張してる彼自身を、そっと取り出した。 流しに押しつけるように近づいて、勇也のそれに自分のモノを押しつけた。 「…んぅ…あっき、ぃ…」 いやいや、と顔を横に振るのを無視して。 オレを握ったその手に、自分のものも握らせれば、真っ赤な瞳が見つめてくる。 「シテ?…ゆうや…」 耳元で甘く囁いて。 彼の手の動きに合わせて、イイトコを擦り合わせる。 独特の感触に、イヤに興奮した。 白いうなじがしっとりと濡れて、張り付いた後れ毛。 舌を這わせれば、勇也のカラダがビクッと震える。 ……クチュ、クチャ…… 丸っこい指先から産み出される、どちらのものか分からない蜜が混じりあって。 卑猥に濡れたそこから、流れ落ちる。  
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