死ぬのは、まだ…

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  …………ぴぃちゃんが……… ………言ったからだからね………… はじめて、撮影なんかじゃないのに着た女性ものの洋服。 すっと肌に馴染む生地に、高そーだな、なんて思って。 「……ぴぃちゃん?着れたけど……」 ひょこって顔出したぴぃちゃんが、一瞬固まる。 ……やっぱ引いてんじゃん…… 「かめー♪ちょー似合うっ」 ギュッて抱きつかれて、笑って。 「んじゃ座って、目、つぶって?」 「え?目?」 その言葉に、ちょっとドキンとして。 「そ!はーやーくーっ」 真っ暗になった視界。 ごそごそしてるぴぃちゃん。 そっと頬に手が触れて。 ……って…え?//…… 指先から伝わる振動に、ぴぃちゃんの身体が動いたのが分かる。 “スキだし?” そう言った悪戯な笑みが脳裏を掠めて。 「~~~~っ//ちょっと、ぴぃ…っ」 思わず開けた目。 なのに、広がった視界の中に居たのは、コットンを持ったぴぃちゃん。 「あー!かめ、目ぇ開けちゃだめじゃん!」 「だってぴぃちゃんがっ//」 「なに?チューでもされると思った?」 あのときと同じ笑顔で聞かれて、きっと頬は真っ赤。 「ってかなにしてんの?//」 「なにって…メイクに決まってんしょ? 頑張って練習したから、腕はプロ並だし!」 笑った顔に、胸がちょっとキュンとした。  
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