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「里沙、攻撃はまだ続いてるのか?」
「いえ、いずれも一度だけです。」
「すぐに非常警戒宣言を発令しろ…純、被害は?怪我人はいるか?」
「重軽傷約80名…消滅者はゼロです。」
「病院に連絡して手が空いてる者は待ってねーで現場へ行くように指示しろ…大河、防衛本部に連絡して医者と看護士に護衛をつけさせろ…それから偵察機を4機、エリア13を四方から狙うように指示しろ。」
「了解!」
「涼、次に奴らが狙うとすれば何処だ?」
「…」
「涼、聞こえねーか?」
「は、はいっすみません…」
僕は慌ててパソコンを開いた。
この人はやっぱり違う…僕なんかと全然違う凄い人だ。
「涼…」
「は、はいっ!」
「おまえのカンでいい…機械に頼るな。」
え?
「僕の…カンですか?」
「ああ…俺はおまえのカンを信じてるからな。」
リーダーが僕を信じてるって…
…
「先程の攻撃は全て天国を象徴するだけの場所でした…次に狙うのは天国の機能をマヒさせるのに必要不可欠な所かと…」
「つまり?」
「防衛本部です。」
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