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「じゃあ大天使院が動くのかレイ?」
リーダーがレイさんを見るとレイさんは首を横に振った。
「ううん…このレベルだと天使どころか女神でも無理かもしれない…」
「そんなにすげーのか…」
リーダーはモニターを食い入るように見ていた。
そこへ純さんと大河さんが戻って来た。
「遅いっ!」
リーダーが一喝すると部屋に緊張感が走った。
「申し訳ありません。」
純さんが頭を下げ大河さんも続いた。
言い訳はしない…
「2人ともこれを見てくれ…涼、説明してやってくれ。」
僕は2人にさっきと同じ説明をした。
「しかし、なぜ同時期にこんな…」
そう…それが不思議だ。
さっきの攻撃とこの魂の群れ…
「テロというよりクーデターだな、まるで…」
大河さんが呟いた言葉の通りだ。
「こいつら何処へ向かってるんだ?里沙。」
里沙は画面を地図に切り替えた。
「三途の川ですね…」
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