敵は何処にいる?

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「ちょっと様子を見に行くか…レイ。」 「うん、女神宮へ行ってみるね。」 以心伝心…レイさんはリーダーが伝えたい事を全て理解している。 信じ合う者たちに与えられた特権… 大河さんと純さんは防衛本部へ行き、里沙が留守番…僕はリーダーに連れられて三途の川に向かった。 特殊な任務に従事した者だけが空を飛ぶことを許される。 一般人は下界と同じような交通手段だ。 僕も休日はモノレールを利用している。 上空から見るとあちこちで集団が歩いているのがわかった。 まるでデモのようだ。 「三途の川に何があるんですかね?」 僕の問いにリーダーは下を見ながら答えた。 「さーな…行ってみなけりゃわかんねーよ。」 … この人は僕とは真逆のタイプだと思う。 物事を深く考えない。 単純だ。 キレやすい… なんで… レイさんこの人を選んだんだろう…
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