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発光しながら奥へ向かい走っている。
洗脳された群集が何万という規模でそれに続いていた。
魂から剥がすって…どうすればいいんだ…
いっそあのままで消滅させてしまえば…
「涼!追いかけようっ!」
僕たちはそいつを追いかけるしかなかった。
「涼…これ。」
里沙が何かを取り出した。
弾丸?
「神様に言われて作ったの…まだ試作段階だけど使えるかもしれない。」
作った?
「何?これ…」
「剥離弾…レイさんがいない時でも邪悪な心を魂から剥がせるようにって…涼の銃に合わせてあるから。」
凄い…やっぱりこいつ天才だ。
生きていれば間違いなくトップレベルの科学者だ…
「やってみる…」
僕は里沙から剥離弾を受け取り自分の銃に装填した。
「涼、このままだと管理事務所が…」
僕の脳裏に増穂亜由美の顔が浮かんだ。
亜由美…
何で自殺なんか…
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