171人が本棚に入れています
本棚に追加
僕…レイさんの膝枕で…
「今だけ貸してやる…変なところ触るんじゃねーぞ。」
レイさんがリーダーを睨んだ。
「裕太くんっ!涼くん怪我人なんだよっ!」
リーダーが笑った。
「ばーか、わかってんよっ。」
里沙は?
「リーダー…里沙は?無事なんですか?」
「大丈夫…助かったよ。」
良かった…
「う…」
何だろ…胸が熱い…涙?
僕は泣かないってずっと前に決めたのに…
「泣いちまえ…でも変なところ触るんじゃねーぞ…」
「リーダー…レイさん…」
僕は泣いた。
安堵感が僕の涙腺を緩めてしまった。
「よかった…よかったーーあああっ!」
仲間って…
暖かい。
最初のコメントを投稿しよう!