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スーツを部屋の隅に放り投げてベッドに寝ころんだ。
何でこんな事やってんのかな僕は…
こんな事なら生きていたかったな…
机の上に置いてあるパソコンが鳴った。
警報?
僕は起き上がりモニターを見た。
防衛事務所…レベル3!
警報はレベル1~レベル5までに分類される。
今の所僕が経験した最高は先日の破滅出現でのレベル4だ。
その前の怨念はレベル3…
あれに匹敵する何かが…
僕は新しいスーツを抱えて部屋を飛び出した。
防衛事務所の第2会議室に入ると神様を中心に大河さん、里沙それから純さんがモニター見ていた。
「涼!遅いぞっ!」
大河さんが睨んだ。
「…すいません。」
すぐに来たのに…
「涼、未確認だが女神宮に何者かが攻撃をしたらしい。」
女神宮…
そんなバカな…
「あ、ありえないでしょ?女神宮に攻撃なんて…」
信じられない…それは現世でいえば一国の城に攻撃したのと同じ…まして女神様を狙ったとなれば…
「テロリストか里沙?」
神様の質問に里沙は答えた。
「その可能性は極めて高いと思います。」
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