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「か、神様…これを…」
パソコンを睨んでいた純さんがモニターを切り替えた。
「な、なんだこれはっ!」
画面上に5ヶ所の映像が分割されて映し出された。
いずれも何か被弾したように見える。
女神宮…
大天使院…
天界議事局…
建設事務所…
それにあの天老院様が普段いるはずの…
「天離宮までやられたか…」
神様が呟いた。
「神様…これは一体…」
「涼…」
「はい。」
「できるか?」
「やってみます。」
僕は専用のパソコンを開いた。
モニターと連動させて映像から着弾した角度を割り出し発射されたと想定される場所を探す。
…
「出ました…未開発エリアNo.13…」
「13!」
大河さんの声が響いた。
「エリア13は…」
魂の墓場…
そう呼ばれている場所だ。
消滅した魂が永遠に眠る…いや消滅したんだから何も残らないが、魂を埋葬する場所だ。
一度も行った事はない。
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