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ダンテ「準備が良いな?」
ヤマト「お主…行く気まんまんじゃったんじゃなかったんか…?」
ミーナ「べ…別に良いじゃないのよっ。どうせ暇なんでしょっ」
ダンテ「まあ、そう言うなっての。その前に洗い物しなくちゃならないからな。ちょっと待っててくれ」
サクラ「サクラがやるから良いのですよ?」
ダンテ「大丈夫だよ。サクラにばっかりにやらせるワケにはいかないだろ」
ダンテがテーブルに乗る皿を台所に運ぶ。
ダンテ「ちょっと聞いといてくれヤマト」
ヤマト「おう。ところでどんな任務なんじゃ?」
ミーナ「ひとつ目は火山地区の『窪み』に落っこちたアロメテウスの討伐よ」
カスミ「く…窪みですか…?」
ミケ「火山地区はいろいろボコボコしている地なんだよぉ。たまに大きな窪みに、“生物”が落っこちちゃう時があるんだよぉ」
キスケ「ま…間抜け…なんでしょうか…?」
ルーク「そ…そうなるかもしれないね…」
ミーナ「でも、そん中に群が出来ている時もあるの」
ヤマト「狙うのは恰好ということか?」
ミケ「四方が岩の壁だからねぇ。逃げられないところを叩くのは良いんだけど…」
まゆり「ミーナが僕らにお願いする任務なのだから、雑魚の群なワケがない。そうなのだろ?」
ミーナ「そう。今回発見されたのはアロメテウス。火山地区に住み着く『竜種』の中では最強に近いわ」
ヤマト「火山に住む火の竜かいのぉ?」
ミーナ「ええ。アロメテウスの力を持ってしたら、生態系も崩壊するかもしれないって言われてるくらいよ」
キスケ「生態系を崩壊ですか…?」
ミケ「かなり強敵なんだよ…」
ヤマト「そんな強い奴が相手なんじゃったら、もう1枚の方は劣るんじゃないんじゃろうな?」
ミーナ「フフ…。アタシがそんなつまらないことするワケないでしょ」
ミーナが紙を見せびらかすように見せ付ける。
ミーナ「ある意味じゃ、アロメテウスよりも希少な任務よ」
ヤマト「どんな任務じゃ?」
ミーナ「先日、遺跡地区で発見された伝説の『獣種』よ」
カスミ「遺跡地区ですか…?」
キスケ「シルバさんと行ってから3月以上経ちましたね?」
ヤマト「懐かしいのぉー…。伝説級の相手か…。悪くないな」
ミーナ「相手は全知全能の王と謡われる伝説の『獣種』の王…。名前は『獅子王』ライアンよ」
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