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ヤマト「な…なんじゃっ…!」
ヤマトが勢い良く立ち上がろうとする。
ヤマトはそのままテーブルに膝をぶつける。
ヤマト「痛ぅっ…!」
ヤマトは痛みのあまり転げ回る。
カスミ「ヤ…ヤマト様…」
まゆり「アホぅ」
ヤマト「す…すまん…。ところでミーナ、『獅子王』と言うたな…?」
ミーナ「え…えぇ…」
カスミ「ヤマト様まさか…」
ヤマト「ああ…。シルバの言っておったことは本当じゃったんじゃな…。初代はこの世界に来て『獅子王』を…」
ミケ「どういうこと…?」
ヤマト「…俺は初代の能面を焼かれてしまったんじゃ…。その中に…後継者の証の面『白髭』も入っていてな…?それが『獅子王』より作られたらしいんじゃ…」
ルーク「えっ…!?」
ミーナ「そ…それがまさかライアンだって言うの…?」
カスミ「間違い無いと思います…」
ダンテ「なら、行くのは決まったな」
キスケ「主…?」
ダンテ「後者の依頼を受けよう。ヤマトの最後の面だから…」
ヤマト「待てダンテ…」
カスミ「ヤマト様…?」
ヤマト「俺だけに行かせてはくれんか?」
キスケ「なっ…!」
ミケ「ちょ…ちょっと、何を言ってるの…?下手をすれば、ライアンはサーダリウス並の強さなんだよ…?」
ヤマト「ならなおさらじゃ…!完全に俺の力だけで屈伏させる…!」
キスケ「しかし…」
ダンテ「分かったよ。お前がそこまで言うなら、俺はもうひとつの依頼を受ける」
ヤマト「悪いなダンテ…」
ダンテ「だが、気を付けろよ?今まで以上の相手なのは間違い無いだろうからな」
ヤマト「任せろ…!」
カスミ「ヤマト様…拙者は…」
ヤマト「…ついて来てくれんかカスミ」
カスミ「えっ…?」
ヤマト「最後の初代の面じゃ。お前は俺について来てくれた。お前にだけは、それを見届けてほしいんじゃ」
カスミ「は…はいっ!」
ミケ「僕はこっちに行って案内するよぉ」
ダンテ「ふたてってことか」
ヤマト「そうと決まったら、早速支度じゃ!」
ヤマトが立ち上がり、奥に走り出したらゴードンの棺桶の蓋が開く。
ヤマト「んぎゃっ!」
ヤマトはちょうど、棺桶の蓋に顔をぶつける。
ゴードン「マスター、話は聞いていた。何かあったら俺を…どうしたヤマト?」
ヤマト「お前のせいじゃっ」
ダンテ「ああ、そうするよ。何時も通り、店番とサクラを頼むぞゴードン」
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