六章 伝説と降臨者

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  ヤマト「な…なんじゃっ…!」 ヤマトが勢い良く立ち上がろうとする。 ヤマトはそのままテーブルに膝をぶつける。 ヤマト「痛ぅっ…!」 ヤマトは痛みのあまり転げ回る。 カスミ「ヤ…ヤマト様…」 まゆり「アホぅ」 ヤマト「す…すまん…。ところでミーナ、『獅子王』と言うたな…?」 ミーナ「え…えぇ…」 カスミ「ヤマト様まさか…」 ヤマト「ああ…。シルバの言っておったことは本当じゃったんじゃな…。初代はこの世界に来て『獅子王』を…」 ミケ「どういうこと…?」 ヤマト「…俺は初代の能面を焼かれてしまったんじゃ…。その中に…後継者の証の面『白髭』も入っていてな…?それが『獅子王』より作られたらしいんじゃ…」 ルーク「えっ…!?」 ミーナ「そ…それがまさかライアンだって言うの…?」 カスミ「間違い無いと思います…」 ダンテ「なら、行くのは決まったな」 キスケ「主…?」 ダンテ「後者の依頼を受けよう。ヤマトの最後の面だから…」 ヤマト「待てダンテ…」 カスミ「ヤマト様…?」 ヤマト「俺だけに行かせてはくれんか?」 キスケ「なっ…!」 ミケ「ちょ…ちょっと、何を言ってるの…?下手をすれば、ライアンはサーダリウス並の強さなんだよ…?」 ヤマト「ならなおさらじゃ…!完全に俺の力だけで屈伏させる…!」 キスケ「しかし…」 ダンテ「分かったよ。お前がそこまで言うなら、俺はもうひとつの依頼を受ける」 ヤマト「悪いなダンテ…」 ダンテ「だが、気を付けろよ?今まで以上の相手なのは間違い無いだろうからな」 ヤマト「任せろ…!」 カスミ「ヤマト様…拙者は…」 ヤマト「…ついて来てくれんかカスミ」 カスミ「えっ…?」 ヤマト「最後の初代の面じゃ。お前は俺について来てくれた。お前にだけは、それを見届けてほしいんじゃ」 カスミ「は…はいっ!」 ミケ「僕はこっちに行って案内するよぉ」 ダンテ「ふたてってことか」 ヤマト「そうと決まったら、早速支度じゃ!」 ヤマトが立ち上がり、奥に走り出したらゴードンの棺桶の蓋が開く。 ヤマト「んぎゃっ!」 ヤマトはちょうど、棺桶の蓋に顔をぶつける。 ゴードン「マスター、話は聞いていた。何かあったら俺を…どうしたヤマト?」 ヤマト「お前のせいじゃっ」 ダンテ「ああ、そうするよ。何時も通り、店番とサクラを頼むぞゴードン」  
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