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ヤマト「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」
ライアン『この程度かタケルの子孫よ』
カスミ「翁も…蝉丸も…大飛出も…小面すら通用しない…!?」
ミケ「流石…王と言われるだけはあるねぇ…」
ヤマトは片膝をついてライアンの前に平伏すようにしていた。
ヤマト「はぁっ…。クソめ…。とんだ化け物じゃな…」
ライアン『お主の言うように、私が化け物ならばお前はなんだ?人か?化け物か?それとも神にでもなるか?』
ヤマト「神なんざにはなる気はさらさらないぜよ…」
ヤマトはふらふらになりながら立ち上がる!
ヤマト「神なんざ…敬われるだけじゃからな…。そんなくだらんもんになるくらいなら…戦いを好む化け物の方がまだマシじゃな…!」
ヤマトが翁をつけライアンに突っ込む!
ライアン『愚かな』
ライアンが口から炎の弾を放つ!
ヤマトは炎の弾を舞うようにかわす!
ヤマト「はぁああっ!」
ヤマトがライアンに斬り掛かる!
ライアンは角でヤマトの刀を吹っ飛ばす!
ヤマト「…!?」
ライアンの爪がヤマトの腹部を貫く!
カスミ「ヤマト様っ…!」
ミケ「ヤマトっ!?」
ライアン『愚かな獣だったな。所詮、獣は獣。王たる私とは天と地の差』
ライアンがヤマトをそのまま払うように吹き飛ばす。
ライアン『ふん…』
カスミ「あぁああぁああっ!!」
カスミが忍者刀を片手にライアンに突っ込む!
ミケ「カスミ危ない!」
ライアン『くだらん』
ライアンはカスミを地面に叩き付ける!
カスミ「ぐふっ…!」
ライアン『女とて容赦はせんぞ』
カスミ「ヤマト様を…ヤマト様をぉっ…!」
ライアン『どうやら、タケルの子孫同様にあの世に逝きたいようだな』
ライアンは爪を高く上げる!
ライアン『…!?』
ミケの放った矢がライアンの手を貫く!
ミケ「このくらいじゃ…大したダメージにはならないよねぇ…」
ライアン『ただの傍観者と思っていたが、お主もなかなかやり手…』
ライアンがいきなりふらつく。
ミケ「ラバーの麻痺毒の矢だから、流石のライアンでも小一時間はふらつくよぉ」
ミケはすぐさまヤマトとカスミを担ぐ。
ミケ「少し待ってて。早く回復させるから」
ライアン『お主は一体…』
ミケ「もう、不幸にはさせたくないんだよ…。大事な友達だからね…」
ミケは広間をあとにする。
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