RIPPER

†影†

隠していたナイフを手に持ち、咲の前に姿を現す。

｢…あ……ああ…………｣

｢ﾗｸﾆｼﾃｱｹﾞﾙ……｣

人間の声をコンピューターに変えたような声がする。

変声機を使って話しかけているのだ。

ナイフを振り上げられる。

｢ｻｧ、逝ｺｳｱｿｺﾍ……｣

ナイフが振り落とされる。

｢きゃあ！｣

咲は転ぶと同時に、ナイフをかわした。

｢殺ｼﾃﾔﾙ……｣