†序幕†

4/4
前へ
/56ページ
次へ
壁には血でこう書かれていた。 『YOU NEXT TARGET』 「や……やばい……逃げよう!」 冷汗三斗になった男は後ろを振り向く。 そこから鋭いナイフが男の腹へと突き刺さる。 「グハァ!!……ハァ……ハァ……」 男は吐血し、真正面を見た。 そこには、紅く染まったナイフを持ち、黒色のフードを被った不気味で冷酷な青白い顔をし、笑みを浮かべている人間が立っていた。 まるで死神をイメージさせるかのような顔をしている。 ナイフを持つ者は今にも死にそうな男を身体中切り裂き続けた…… 血が付着した顔は不気味に笑った……―――――
/56ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加