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――学校
咲は教室に向かい廊下を歩く。
「おっはよ!咲~!」
隣のクラスにいる神村龍也(カミムラ リュウヤ)だ。
去年は同じクラスで仲が良かった友達だ。
実は元カレだ。
「おはよう!いつもテンション高いな~」
咲は笑顔で挨拶を返した。
「俺はいつも気分上々だぜ!木村の映画、何創ってるんだろう?」
「恋愛モノだよ。私も手伝ったから知ってるよ」
「またそれかよ~。たまにはサスペンスとか創れって言ってんだよ。最近の連続殺人事件みたいに」
「……苦手だな……そういうの……」
そう。
私はクラス一番と言われるほどの怖がり屋。
「ハハハ。咲ちゃんは怖い映画観られないからな~。じゃまた」
そう言って、神村は隣のクラスへ行った。
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