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「ユリちゃん…?」
男が確かめるように
あたしの名を呼んだ。
「はい!ゆりでぇす♪こんばんは」
あたしは慣れた口調で答えながらニコッとした。
「…ホンマに来てくれるとは…ユリちゃん、可愛いなぁ!ホンマに17歳?!」男は目を輝かせながら、あたしの体を下から上へ舐めるように見る。
「なぁ、はよ行こ?朝までには帰らなあかんねん」
そう言いながら自分から男の腕に手を絡めた。
35歳を越えたこの男は、あたしの体が触れるだけで、
ニンマリした顔を隠せないようだ。
そのまま腕を絡ませ、男とあたしは夜の街に消えて行く…
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