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『2人共アリガト!!
そうだよね…。伝えないままじゃ意味ないよね……。
うしッッ!!決めた!!
私……今日の放課後隼人に告白する!
、じゃぁ!2人共本当にアリガトぉ!!
』
走り去る雪音を見届けながら2人は心配していた。
((大丈夫かなぁ(ょ)…。
アイツ結構天然だから(な)……。))
ーーーー……
放課後。
教室の窓を覗けば、雪が降っていた。
皆はもう帰って行く途中で、沢山の人が校門あたりにいた。
その中に隼人は……
居たッ!!
(3人一緒だったけど…)
急いで私は窓から身を乗り出して、思いっきり息を吸った。
そして……
『…すぅー。
ッ隼人ォッ!!』
あ、気付いた…。
『…すぅー。
隼人ぉッ!!
好きぃい!大好きなのォォォオッ!!』
皆は何事かと思い、一斉に振り向く者も居れば、隼人の方を向く者も居た。
ツナ、武は、笑い転げて居た。
は、隼人!隼人…は……。
…居ない……帰っ…ちゃったょねッ。
………窓、閉めなきゃ。
帰ろぉ。
私はバックを持って教室を出ようとしたが、足がすくんで出れなかった。
雪音の目からは自然に出て来た涙が一筋の光の様に落ちていった。
『…ッヒック…フ、ふぇーん、うッ、う…』
その時。
慌ただしく廊下を走る音が聞こえてきた。
それは段々と近くなっていき、勢い良く教室のドアが開いた。
『…ッヒック…!!』
そこに居たのは、紛れも無く隼人だった。
隼人は、雪音が居るのを走りながら確認するように、雪音の元へと来たのだ。
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