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「いいんですよ。だって見て下さい……2人とも幸せそうですし」
゙2人の間には入れません゙と付け足し、切なげに話す樹里亜。
だけどなぜか幸せそうな笑みを見せる。
そして僕も樹里亜につられて2人を見つめる。
あ、そっか…
好きな人が幸せそうに笑っているから、そんな風に笑えるんだね……
「聖斗くんは一緒に紅茶を飲める大切な方はいないのですか?」
微笑みながらそんな風に聞く樹里亜がすごく可愛く思えて、
守ってあげたいとさえ思えた。
『そういう人いるかもしれません』
そう、目の前の君と大好きな紅茶を…
ツリーの星と隣の君の笑顔と僕の初恋に願いをかけた、そんなイブの夜……
END
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