笑顔のプレゼント

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「なんかあんたたち2人見てたら安心するわ!」 未だに笑いながら樹音は言う。 僕はそんな言葉がすごく嬉しく感じた。 「あ、これ遼好きそう!」 そう言って微笑む樹音の横顔を見て、 「これは~…聖夜だな!」 そう言っでわはばと笑う一磨の後ろ姿を見て、 僕の胸が暖まる気がした。 それぞれ皆に対する気持ちの伝え方は違っても、皆を思う気持ちは同じなんだと思えた。 「おい、拓巳!早く探せよ、時間ないんだから」 「そうだよ。早めに戻らなきゃ怪しまれるよ~」 2人の言葉に笑顔で返し頷いた。 そして3人でプレゼントを選ぶ。 明日の皆の笑顔を思い浮かべて…… END
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