未来へ

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「よーし。帰ろう」 「あーい」 有意義な忘年会を満喫した俺達は、帰る事にした。 帰りの運転は薙ではなく祥に交代。 「瞬、眠いか?」 「ねむい…」 「ねんねしていいからね」 車を走らせてすぐ、どこかで昼食をとろうと言う事になった。 瞬は寝るのが遅かったのと遊び疲れたのとで、寝てしまっている。 歩夢や和沙はともかく、珍しく唯斗も眠っていた。 「車の中が静だな」 「本当っすね」 「薙も寝てるのか?」 「はい」 起きているのは、俺と運転している祥だけ。 「拓巳さん、どこに寄りますか?」 「みんな寝ちゃってるしな。何か食べたいのあるか?」 「そうっすね。ラーメン食べたいっす」 「そうだな。じゃ、ラーメン屋でも探すか」 「了解っす」 祥と一緒にラーメン屋を探す。 すると、帰り道に一件のラーメン屋を見つけた。 「そこに入ろうか」 駐車場に車を入れて、寝ている連中を起こす。 「うん?着いたの?」 「うんん。昼飯」 歩夢達は寝ぼけながら車を降り始める。 瞬を起こさないつもりが、抱っこした時に起きてしまった。 「お昼ご飯にしようね」 瞬は寝たりなかったのか、泣き顔になってしまった。
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