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「ウォル兄、どうだった?」
ウォルトがギルドから出ると両腰に一丁ずつ拳銃をぶら下げたウォルトと同じ金色の瞳をした少女が話し掛けて来た。
ウォルト「やっぱ駄目だ。仕方かないからCランク依頼を受けて来た」
「そっか、まあウォル兄のこと全然期待してなかったけどね」
ウォルト「ルイルさん、それどういみ意味ですかね!?」
彼女の名前はルイル・グラアディス、歳は十四で名の通り、ウォルトの妹だ。
ルイルはウォルトのことをウォル兄と呼んでいた。
ルイル「言葉の通りだけど?」
ウォルト「もう少し兄に期待とかしないんですかね!?」
ルイル「ウォル兄、おかしこと言うね。微塵もするわけないでしょ?」
ルイルは迷うことなく、笑顔で即答した。
ウォルト「ぐっ、まあいい。ルイル行くぞ!」
ウォルトとルイルは森に向けて歩き始めた。
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