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ウォルト(後少し……起きるなよ……)
ウォルトの双剣の間合いに後少しで入るというその時だった。
《ズドォォォン!!》
何処からか轟音がした。
ウォルト「!?」
ルイル「!?」
ボア「グルルゥゥ」
そして、その音に反応してボアが目を開けて、唸りながら直ぐに立ち上がるとウォルトに向けて突進をして行く。
ウォルト「ぐぁぁ!」
ボアの体当たりが直撃して、大きく吹き飛び大木に体を強く打ち付ける。
ルイル「ウォル兄!?」
ウォルト「だ、大丈夫だ……」
ウォルトの体は強く打ったわりには外傷はなく、直ぐに立ち上がることが出来た。
ボアはウォルトから離れると急ブレーキをかけるように止まり、前足で地面を何度も蹴って、ウォルトとルイルを威嚇する。
ウォルト「せっかく楽に倒せると思ったのになんなんですが今の間の悪い音は!」
ルイル「私に聞かないでよ!」
ルイルも自分の武器である二丁の拳銃を素早く抜く。
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