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だけど私は
嫌だの一点張り。
・
だってそうでしょ?
こんなぶさいくと
やってるなんて!
友達の誰にも言いたく
ない。
ましてや、
付き合う事などできるはずがない。
・
私はと言えば
相変わらずホストに通って。
薬と酒で酔った私を彼が
送るのが日課になっていた。
・
1ヶ月、2ヶ月…
・
私の体力は限界だった。
とうとう、病院に運ばれた。
十二指腸潰瘍ともろもろ
(他は言えない)
・
半分寝たきりになった。
彼は相変わらず
私の世話を焼きに毎日通ってくる。
・
そんなとき彼が言った。
・
・
「結婚しよう」
・
・
今の私は…
あのハイクラスの店で
他のこ達を蹴散らして歩く
輝いてる私じゃないのに
・
体は痩せて
顔は青白く生気がない
目の下はくまだらけで
髪はボサボサ
・
なのに、こんな私と
結婚したいの!?
・
なんだか…
無性に目頭が熱くなった。
・
だからと言って
簡単に結婚なんて
承諾できるはずもなく
とりあえず、
正式に付き合うことにした。
・
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