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絶えず彼は私の機嫌をみては
「結婚しよう」と言う。
・
体調は相変わらずよくなぃ
前もそうだった…
私が弱ってる時に限って
そこに、付け込む。
・
「こんな私でいいの?
どこがいいの?
もっと他にいい人いるよ!」
・
「お前がいいんだよ!
理由なんてない!
俺は、お前と結婚したいんだ!」
・
ふっ…
甘いな…
・
一度結婚に失敗してる
私だから分かるんだけどなぁ。
・
「私、
金のかかる女なんだけど、
平気なの?
結婚したって、働かないよ?
私、
最初にわがままだって言ったよ?
それでもいいの?」
・
「それでもいぃ…」
・
「わかった。
その言葉、忘れないでよ!」
・
私は
あんなに嫌がっていたのに
あっけなく結婚を承諾したのだ。
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