降と奈緒

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降「…あ!奈緒!!」 奈緒を見つけた俺は叫んだ 奈緒は一瞬 驚いた顔をしたが すぐに悲しそうな顔になった どうしてそんな顔すんだよ? 奈緒「…降…」 降「あのさ…ちょっと 聞きたいことあるんだけど…」 すると奈緒は俯いて 奈緒「…ごめん」 降「…え?」 奈緒は顔をあげ、 奈緒「今、降と話したくねぇ」 俺は言葉につまって しまった。 奈緒の目が突き刺さるほどに 冷たかったから。 降「な…何で?」 奈緒「ごめん」 降「ごめんじゃ分かんねぇよ!! はっきり言ってくれよ!!」 俺は奈緒の態度にキレて 怒鳴ってしまった 奈緒「話したくねぇって 言ってんだろ!!? 頼むから俺の前から消えろ」 奈緒が怒鳴りかえしてきた ので俺は固まったが 奈緒の言葉に怒りと悲しみ が込み上げてきて、 降「あぁそうかよ!!!! だったら俺はもうお前の 前には現れねぇし、 もぅ二度と会いたくねぇ!!!!」 奈緒「…ッ俺もだ!!!!」 俺は走った。どこに行くかも 決めずに 走った。 何で…何で怒鳴ってるのに 泣きたそうな目 すんだよ… わけわかんねぇ!!!!!!    
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