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─奈緒side─
降が行ってしまった。
奈緒「………ッくそっ!!」
何で…何であんなこと
言ってしまったんだよ…
なんて…今さら後悔しても
遅いんだけどな。
裏切られたからってキレて
降に冷たく当たって…
降にもキレられて…
結局…親父たちの思うつぼ
じゃねぇか。
バカだな…俺は…
バカだなぁ。
─────────────
────────────
──────────…
─小6の時─
降と奈緒が会わなくなってから
3年が経った、ある日。
─降side─
俺は親父と喧嘩した。
親父がムカついて
家を飛び出した。
それはいつものことだった。
俺は1人歩いていた。
その日は雨が降っていて…
ザ──────…
降「…冷てぇ…」
俺は雨に濡れてびしょびしょ
になった。
歩くのにも疲れて地面に
座った。
すると──…
ブルンッ
ブォ───…
バイクの音が聞こえてきた。
そしてそのバイクは
俺の近くに止まった。
10台程のバイクがあった。
そのうちの1つの後ろに
俺と同い年くらいの
女の子が乗っていた。
バイク乗れないから後ろに
乗っけてもらってんのか?
するとその女の子が俺に
近づいてきた。
?「びしょ濡れじゃん…」
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