降と奈緒

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─次の日─ 俺は姫虎に特攻服を返そうと 思って、姫虎がいつも 来ているという倉庫に向かった 場所を聞いた人に "姫虎は九州No.1と言われて いるほど強いんだ。" と言っていた。 やっぱり強いんだ… 見るからに凄そうだったし、 そんな人が俺に優しく するなんて意外と怖くない のかもな…? そんなことを思っていると いつの間にか倉庫についていた ─ガララララ…─ 意外と重い扉だな… 族の人とかは蹴飛ばしたり すんのかな? すげぇな。 すると、視線を感じたので 顔を上げると 姫虎の人たちが全員 俺を 見ていた。 あ、何かごめんなさい。 なぜか心の中で謝った俺。 「テメェ誰だよ!?何しに来た!!」 何やら言われているが 気にしない。 俺は昨日の女の子を捜した。 すると奥の方で5人ほどが 俺に気づいてないのか 笑いながら話していた。 その5人の中に女の子はいた。 どう見ても族の中では 上の方って感じの人たちだな。 だけど5人全員、俺と 同い年くらいだと思うんだが… すげぇ族だな。 女の子に向かって歩いていると 5人の中から俺に気づいたのか 1人の男の子がこちらに 向かって来ている。 その男の子が歩くと 周りの奴らが道をあける。 やっぱり上の方なんだ。 すると ?「お前、総長に用なの?」   
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