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─奈緒side─
「ふざけるな!!」
バシッ
「すみません…」
「お前がちゃんとした教育を
してないからだ!!」
バシッ
「すみません…」
「謝って済むことじゃない!!」
奈緒「もう止めろよ親父!」
バキッ
親父「……─チッ…」
バタンッ
親父が部屋から出ていった。
─…ったく…
奈緒「…大丈夫か?母さん」
母「いいのよ。私が悪いの。
いつものことだから奈緒は
気にしないで…
ごめんね…」
奈緒「…母さん…」
『いつものこと』
そう。最近俺の家では
親父が母さんに暴力を奮う
ようになった。
いつも俺が親父を殴って
止めている。
親父が暴力を奮うように
なった その理由は…
…泉だ。
奈緒「…俺、泉と話してくる」
母「泉…今日は帰ってこない」
奈緒「…今日も行ったのか」
母「えぇ…」
奈緒「─チッ…場所は?
俺、行って捜してくる。」
母「わからない…でも
いつもの所なら…あの古い
建物じゃないかしら?」
奈緒「……行ってくる」
母「奈緒!
……泉をお願いね」
奈緒「…あぁ…」
・・・・・
俺は家を出ていつもの所に
向かった。
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