降と奈緒

22/48

2278人が本棚に入れています
本棚に追加
/170ページ
輝雷「決まってるっしょ?」 そう言って輝雷は近くにあった バイクを叩いた。 …………まじ? 奈緒「輝雷が運転すんの?」 輝雷「んーん。兄ちゃん達に 乗っけてもらう」 奈緒「…お兄さんいるの?」 輝雷「んーん。近所の兄ちゃん」 輝雷は そう言うと "兄ちゃーん!!!!"と後ろの 集まっていた人たちに言った するといかにも高校生くらい の人たちがたくさん来た。 おっきいな… 奈緒「…ども」 俺は一応 挨拶はきちんと しといた方がいいのかな? と思い ペコリ とお辞儀をした 「んぁ?おぉ!!よろしくな!? たしか…奈緒だっけ? 俺は…まぁいいや。 兄ちゃんって呼んでよ」 そう言って……兄ちゃん?は 俺に右手を差し出してきた …?…あぁ;;!!!…握手か! 奈緒「よろしく…兄ちゃん」 俺は兄ちゃんの手を握り返した …何で… 名前教えてくれないんだろ? まぁいいか、俺に兄ちゃんが 出来たみたいで 少し嬉しい。 奈緒「なぁ輝雷?」 輝雷「ん?」 奈緒「兄ちゃんたちも この族に入ってるの?」 俺は疑問に思っていた。 兄ちゃんは 優しそうな雰囲気で 特に怖そうなイメージは ない なのに何でいるんだろ? 輝雷「あぁ…兄ちゃんたちは 俺たちが小学生とか中学生で バイクに乗れない分、 兄ちゃんたちが運転して くれるんだよ」 奈緒「…それだけのために ここにいるの? じゃあ喧嘩とかは全然 しないんだ…?」 輝雷「うん…でも たまに 凄く危なくなった時にとかは 加勢してくれるよ」 輝雷はにんまり笑った。 奈緒「…危ない時って?」 俺が聞くと…輝雷は 苦笑いをして答えた。      
/170ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2278人が本棚に入れています
本棚に追加