降と奈緒

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「バイクっつうのはな… 乗ったことが無い奴からは "煩い"とか"迷惑"とか思われてるけど、 乗ってみると すげぇ気持ちいぃ物なんだよ…」 奈緒「じゃあ…兄ちゃんも 最初は煩いとか思ってた?」 俺は兄ちゃんがそう言うのなら そうなのかな?と思って聞いてみた。 ……バイクの音が煩くて若干 聞きずらいと思うけど。 兄ちゃんは俺の質問に笑って答えた。 「あぁ!!俺も乗る前は "こんな煩い乗り物を何で作ったんだ…?" とか思ってたよ!!! だけど…お前みたいに 乗ってみると すげぇ気持ちいぃ って分かったんだ… だから俺は今のバイクが好きだ」 兄ちゃんは 運転しながら後ろを 振り返り 俺に ニカッ と笑った。 幸せそうだな~… って、ハッ;;!!! 奈緒「前 見てーッ;;!!!!」 「お、すまん すまん。」 "すまん"で済まねぇよッ;;!! 事故ったらどーすんだッ!!! 保険か? "保険に入ってるから大丈夫" とか言うのか!!?? 「そういえば…どこに行けば 良いんだ?」 あ、そうだった。 奈緒「じゃあ…最初は 家に」 「りょーかいっ♪」 …泉… どこ行ったんだよ… 俺たちは家に向かってバイクを走らせた。 ……向かってる途中に スピード出しすぎて 警察に追いかけられたけど。 輝雷「警察なんか上等!!!」 何がだーーーーッ(怒)!!!      
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