降と奈緒

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。゚*。゚*。゚*。゚*。゚*。゚*。゚*。゚*。 ─温井家 (奈緒・泉の家) ─ 奈緒「…なんか疲れた」 輝雷「何もしてないじゃん」 奈緒「警察に追いかけられた!! 俺たちは 家に向かってるのに… もし家に電話が…………」 奈緒はそこで話を止めた。 輝雷「……?どした?」 奈緒「いや… 別に 家に 連絡されても良かったかもなって思って…」 奈緒は複雑そうな顔をした すると輝雷の表情が変わった 輝雷「…どういうことだよ…」 輝雷は低い声で言ってきた 奈緒「俺の親… 離婚するかもしれねぇから…」 輝雷「は?…ちょい説明して」 奈緒「あぁ…」 俺は輝雷に説明した。 親が喧嘩をするようになり、 その原因が泉だということ もう母親は泉のことを 諦めかけていること ちゃんと 話をするために 俺が泉を探していること 輝雷「ふーん…あのさ…」 さっきとは違うような柔らかい声で話しかけてきた。 輝雷「泉はその事知ってんの?」 奈緒「…分かんねぇ… 最近帰ってきてねぇし… いつも俺が止めてたし…」 俺がボソボソ言っていると 輝雷はいきなりため息をした。 ………何で? 輝雷「あのなぁ…多分 泉は知ってるだろうな…」 奈緒「帰ってきてないのに…?」 輝雷「知ってるから帰って来ないんじゃないの?」 ? 俺は意味が分からなかった。 俺だったら… 迷惑がかかるなら… 俺が帰れば収まると思うけど… 俺がそう思っていると 輝雷「分かってねぇな」 ………んは;;?      
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