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すると輝雷は頭を かいて
腕を組み、偉そうな感じに 仁王立ちして言ってきた。
………何だかムカつくなぁ。
輝雷「ま、俺の予想だけどな?
もし俺が 泉の立場だったら…
"俺のせいで 喧嘩してるなら俺はいない方が 良いんだ…"
っていう感じに受け取ってしまうけどな。」
奈緒「そっか…
そう言う場合もあるな…」
輝雷の予想に俺は納得した。
輝雷はしつこく何回も
「俺の予想だからな?」
と言っている。
一度言えば分かるっつーの!!!
と、思ってても 口には 出さない優しい俺。
輝雷「なぁ入らないのか?」
奈緒「今 入るんだよ!」
そう言って 俺は ドアに手をかけた。
その時───……
ガシャンッ
パリーンッ
奈緒・輝雷「「!!!???」」
輝雷「何だ!?今の音!」
俺は、家の中から 聞こえた音に驚いて 急いで ドアを開けた。
ガチャッ
ドアを 開けると、
そこには 花瓶や食器、ほとんどの家具が 倒れていたり、割れていた……
輝雷「……な…んだこれ…」
輝雷は 驚きを 隠しきれないようだ…
視線を上げて見ると…
奈緒「…か……母さん…?」
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