降と奈緒

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奈緒「―ハァッ…ハァッ…」 ったく!泉のヤロー… どこにいんだよ…? ―パシッ 泉を捜しながら走っていると、 後ろから誰かに腕を掴まれた。 輝雷「―ハァッ…ったく! やみくもに…ハァッ…走り続けても …見つからねぇよ! …泉が…行きそうな…ハァッ…場所に絞ってから捜せ!! …いいな?」 俺の腕を掴んだのは輝雷だった 俺に追い付こうとしていたのか、俺に話しかけているときも 肩で息をしながら呼吸を整えていた。 あれ?兄ちゃんたちは? ふ、と疑問を持ったが、 今は泉のことで頭がいっぱいだった 泉が行きそうな所… 泉が行きそうな所… 奈緒「…あっ!!!」 輝雷「あったか?」 奈緒「俺たち…小さい頃に 秘密基地作ったんだよ…」 輝雷「今も小さいじゃねぇか」 輝雷はそう言うと"ハハッ"と笑った …こんな時になんだが、 殺気がわいた(怒) 奈緒「お前も同じだろ…」 そう言うと輝雷は"そこは気にしない"と流された。 ……………コノヤロウ(怒) そんな輝雷への怒りを抑えて続けた 奈緒「でも… もしかしたらそこにいるかも…」 俺はそこまで言うと輝雷は また俺の腕を掴んで 輝雷「そこ!どこだ?」 急に言われて驚いたが俺は必死に走って案内した。   
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