降と奈緒

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降「確かに…あの時、最初は何がなんだか理解できなくて、 憎んだりした。」 ―ズキッ そう言う降の表情は、すごく悲しそうだった。 そんな表情みたら、切なくなるじゃん。 てか、降は俺を憎んでるんじゃん? 奈緒「あ…「でも…」 …? 俺が話そうとしたら降に遮られた。 降「今みたいに、奈緒が俺のことを親友って言ってくれたみたいに、奈緒は俺のことを大切にしてくれてた。 それが分かって、嬉しかった。 それに… 親父たちなんだろ? 俺らを仲悪くさせたのは…」 俺は降の言葉に驚きを隠せなかった。 奈緒「な、何で知ってんの?」 降「俺…聞いちまったんだよ、親父と母さんの会話。 "俺たちの作戦にはまってくれた おかけで俺は、アイツと縁を切れた。" って親父は 笑ってた。 だけど母さんは悲しそうな顔がして、 "降たちが可哀想です…" ってさ。 そんとき絶望がのし掛かってきたよ… あぁ…俺はコイツらに騙されたんだな、俺ってバカだな… って思った…」 奈緒「降……」 泉「降にぃ…俺も解る」 輝雷「友情って…すげぇんだな」 …………ん? 何だか…まぁいいか。 泉「つか…兄貴よく ここが解ったな。」 俺は泉の言葉にハッ!! とさっきの事を思いだし、説明した。 ―――――― 泉「親父が…母さんを?」 泉は信じられないような様子だ 降「もう…最低としか言いようがねぇな」 降は呆れた様子だ。 輝雷「お前らの母さんは兄ちゃんたちが病院に送ったから 多分大丈夫だろ」 あぁ…だから兄ちゃんがいなかったんだ… 降「とりあえず病院行くか。」 降の一言で俺たちは病院に向かった。 …またバイクで。   ↑兄ちゃんたち呼んだ。 警察「そこの赤と黒のバイク!!! スピード何キロだと思ってるんだ。左側に寄り、止まりなさい!!」 奈緒「…デジャブ…?」 降「優姫と同じだ…」 泉「…何回目すか、コレ」 輝雷「姫虎もスピード違反?」 降「…アンタもか」 .
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