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輝雷「えっ!
…ムカつく。」
降「おい。"はい"か"いいえ"だろ?」
輝雷「じゃあ、いいえ」
降「クスッ…
じゃあ、優姫が泣いてたらどうする?
慰める?ほっとく?」
………………。
輝雷「それ"はい"か"いいえ"に ならねぇんじゃねぇか?」
降「いいから」
輝雷「…赤西が泣いてたら…?
…泣いてる理由は 言いたくねぇなら聞かない。
ただ、俺が守ってやりたい、
って思う…な。」
降「それでいいんじゃね?」
輝雷「へっ?」
…変な声を出してしまった;;
降「コイツと一緒にいたい。
コイツを守りたいっていうのは
好きってことだと、俺は思いますけど」
輝雷「じゃあ…お前も?」
降「―そうだな。
俺も優姫を守りたいな。」
輝雷「…俺って…赤西が好きなのかな?」
降「さぁ?
恋愛一年生のお前には まだまだこれからだろ」
輝雷「 ? 何だよその、恋愛一年生っての」
降「俺が今つけた。
恋愛に関しては一年生ってことだよ(笑)」
輝雷「…じゃあお前は何年生なんだよ?」
輝雷は 何だかムカついたので、不機嫌そうに聞いた
降「俺は…三年生かな?」
輝雷「…………」
三年も赤西を想ってたのか…
降「ま、お前はこれからは俺のライバルだな★」
輝雷「…そうなっちゃうんだ」
降「そうなるよ。
だってお互いに優姫が好きだから」
輝雷「…うん。まだ良くわかんねぇけど
俺は絶対にお前には負けねぇ」
降「望むところだ」
輝雷と降はそう言うと、お互いに笑いだした。
輝雷「じゃあ、戻るか」
降「…おう。」
俺たちは廊下を歩きながら話していた。
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