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心曖が優姫のことを総長ではなく、名前の優姫と呼ぶときは、
真剣な話のときだけ。
なので優姫は真剣に聞いてた。
…だけど心曖が 言った 話の内容は…恋の話。
つまり、恋バナ?
優姫「い…いきなり何だよ?」
優姫は もう少し違う話をするかと思ってたから
少しどもってしまった。
心曖「こっちが質問してんの。
答えて。
優姫の答えで傷つく人もいるの」
…はぁ?
意味わかんねぇ。
優姫「…ねーよ。恋なんて、バカバカしい」
何のために 人を好きになる必要がある?
人を好きになったところで、結局幸せと感じるのはその時だけだろ。
どうせ傷つくんじゃねぇか。
傷つくために恋をするのか?
人って理解できねぇ。
心曖「そっか…じゃあ輝雷と降のことはどう思ってんの?」
優姫「何でそこで輝雷と降が出てくんの?」
心曖「優姫、こっちが質問してるときは先に質問な答える!」
優姫「は…はい;;」
心曖の勢いに たじたじに なりながら優姫は答えた。
…心曖さん?
あなたの後ろになんだか黒いオーラがありますよ?(泣)
優姫「ん~…輝雷は敵だけど仲間って存在かな?
降は…弟っていうか、相方的存在だな。」
心曖「…。じゃあ、いなくなったら困るのはどっち?」
優姫「両方に決まってんじゃん、二人ともあたしには大切な存在だよ。つか、何でそんなこと聞く?」
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