7月16日って何の日?

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「テメェ…覚悟できてるよな?」 アンタ、何回 同じようなこと言うんだよ。 「シカトしてんじゃねぇッ!!!」 男が殴りかかってきた。 優姫「…遅いな。」 ―パシッ 「―くっ!!」 ―ギリッ ……ぅわお。 この男意外と力強い。間一髪で止めたけど、危険だな。      ―ガシッ 優姫「Σ―ッ!?…ぐ……くるっし…」 男は、いきなり優姫の胸ぐらを掴んだと思ったら、優姫の首を絞めてきた。 男の方が、優姫よりも大きいため、優姫は首を 絞められながら浮いている。 しかも、優姫を片手で絞めている。 いくら優姫でも、女は男の力には勝てない。 こんなときに思い知らされた。 コイツ…片手なのに…なんちゅー力してんだ。 ―ギリギリ …優姫「ッ…ぐっ…」 男は 力を強めてきた。 優姫「ぐ…―ッ…この…やろっ…」 「へぇ、まだ喋れる余裕あんだ。」 ―グッ 優姫「―ッ……」 やばい…声がでない。 目も霞んできたし、力が入らない…。 やべ。あたし死ぬのかな? 「ふっ…俺を敵にするから悪いんだよ。姫虎さん♪」 優姫「おま……、って…のか」 「あぁ?聞こえねぇな。もしかして、声がでないとか~?」 優姫「そ、な…っけ……ぐっ」 "そんなわけねぇだろ。"と、言いたかったのだか、上手く喋れない。 実際は喋れない。 "苦しい" 涙が出てきた。 すると、男が妖しく笑い、 「実は~俺、白鳳馬(ハクホウバ)の総長なの。 あんたの弟を殺したの、俺だよ」 ―ドクンッ 一番思い出したくなかったのに…っ!! しかも何でこんなときに言うんだよ。 優姫「ころ……っす…」 「あれ?まだ大丈夫なんだ。 しぶといなぁ……。 じゃあ…死んでもらうよ」
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