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男は 両手で優姫の首を絞めてきた。
本気で殺す気だ。
優姫「―ッ…………。」
優姫は 抵抗して男の両手を掴んだが、力が入らなくなり、
目の前が真っ暗になり 両手がダランとしている形になった。
あぁ…あたし死ぬんだ。
この小説どうなるのかな。←
あれ、何でこんなこと思ってるんだろ。
ん?目の前にじぃちゃんが。
……………。
なんか言ってる。
「…ど……な」
………?
「戻れ…あき…の……な」
………戻れ?
ん?よく聞こえん…。
優姫は 神経を目の前にいる じぃちゃんの声に集中させた。
「戻れ優姫!
聖の命を無駄にするな!!」
その言葉を聞き取れた瞬間、光が射し込んできた。
「姉ちゃん…生きて。」
聖…ッ
死ぬわけにはいかないッ!!!
優姫「こんな…ときに…死ねるかッ!!!」
「なっ!!おま……」
男は驚きを隠せない様子。
そりゃそうだ。
死にかけた優姫が、さっきよりも力を増して抵抗してきたのだから。
「へぇ…でも、殺す!」
再び男が力を入れた瞬間……
「おい!なにしてんだ!!!」
「―やべっ!
……おい、これで逃れたと思うなよ。」
男は 優姫を乱暴に下ろして逃げるように去っていった。
優姫の首には男の手の痕が赤くきっきり残っている。
「大丈夫ッスか?」
優姫「だれ…アンタ……」
優姫はそこで意識を無くした。
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