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優姫「だって、本当にわかんねぇんだし。」
優姫が 拗ねていると、輝雷が不思議そうに聞いてきた。
輝雷「でも普通、理由もなく人を殺すような奴…いるか?」
降「いるじゃん。
秋葉原の―「おい。何気に懐かしい事件 語ってんじゃねぇ;;」
降が奈緒にツッコまれ、
その後も誰も 聞いていないのに漫才を続けているのを、
冷たい目で見ていると、(←酷い)
泉「あの…ソイツ、何か言ってなかったスか?」
ん?…………あ。
優姫「白鳳馬の総長だって…
…それで……」
『お前の弟殺したの俺だよ』
―ドクンッ
優姫「…くっ…」
優姫は 男の言葉を思い出した 途端、胸が苦しくなり顔をしかめた。
降「優姫っ!?大丈夫か?」
―ドクンッ
優姫「―うっ…くっ…」
降たちが声をかけるが、
優姫は鼓動が早まり、胸を押さえ膝から崩れるように倒れた。
輝雷「……赤西!?」
―ドクンッ
『姉ちゃん……』
優姫「―ハァッ…あ…きら…」
奈緒「…あきら?」
降・泉「―ッ!!!」
降と泉は、優姫が言った言葉に 驚きを隠せなかった。
だけど 降は意外と冷静で―…
降「―輝雷は先生をッ…!!
奈緒と 泉は俺と一緒に そっちの影の方に優姫を運ぶぞッ」
奈緒「おうっ」
輝雷「じゃ、呼んでくる!」
そう言って輝雷は走って屋上から出ていった。
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