7月16日って何の日?

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―ザワザワ… 俺は、優姫をお姫様抱っこ(?―っていうのか?)をして 病室に向かって走っている。 廊下にいる人は不思議そうな目で俺たちを見てる。 …ま、そりゃそうか。 流石に この状況に気づいたのか、看護婦が 俺たちを止めようとしたが、 俺が抱えている優姫を見て、 看護婦「赤西さん…?! 早く病室へ!!急いで!!」 ………急いでますよ(微怒) 急かす 看護婦に少し怒りを覚えながら、 優姫に話しかけた。 降「……優姫?大丈夫か?」 優姫「な、んか…頭が…痛ぇ… あ、きらを、ゲホッ…思い出すのを…からだが、拒否ってる感じ…」 優姫は、喋ることも ままならないようで 苦しそうに顔を歪めている。   ―思い出すのを拒否…― ……何で、優姫だけが こんな目に合わねぇといけないんだよ… 病室につくと、 医者たちがあわただしくしていた。 医者「あっ!お疲れさまです。 後は、我々 医者にお任せください。」 そう言うと、 医者は 優姫を俺から 受け取り、ベッドにおろした。 看護婦「……皆さんは、 待ち合い室でお待ちください」 ―ガラガラ… 俺たちは、病室から出されてしまった。 輝雷「とりあえず…行こっか」 奈緒「おう…」 降・泉「……………」 聖……何でお前は死んだ? 優姫や 俺たちより、先に… 意味わかんねぇよ…。     
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