7月16日って何の日?

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ん、何だって? え、忘れたの? いちいち説明すんの面倒だから 『輝雷VS優姫』って章見なよ。 「いやいやイヤ、 読者に任せちゃダメっしょ;」 ………ぇ……。 聞いたことある声。 頭に響くような声。 優姫「あ、きら…。」 今、改めて 自分が普通じゃないところに いることを感じた。 優姫「…だから、 目ぇチカチカするって。 どこ、だよ、ハァ…え…?」 なんだ……これ。 優姫「ハァ…くるし…ゲホッ… これって、ハァ…夢…か?」 あたしは苦しくて、目を閉じずには、いられなかった 「……ごめんね。 ここは、普通じゃない場所だから、生きてる人間が来ると、苦しくなるんだよ。」 やっぱりこの声――…。 優姫「聖…だよな…ゲホッ」 「うん。 本当は こんな形で会いたくなかったんだけど… 仕方の無いことだから。」 優姫「ハァ…やべ…マジ何? 息も…簡単にできねぇ、よ」 …でも、 あたし…少しだけだけど、 何で…落ち着いていられるんだろ? 「教えてあげようか……」 ―フッ 優姫「…えっ……」 全身が暗闇に包まれる…。 ――――― 『ゆ―っき…姉ちゃ…』 『あ、きら…!!聖!』 ぅわーぉ。 ………懐かしい光景。 これは…7月16日。 聖を失った日。
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