7月16日って何の日?

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この時、組とか極道とか、なんとか言ってるけど、 聖は まだ俺と同じ子供なんだって思った。 泉「俺に本音ぶつけるんじゃなくて、 “あいつら”って誰か知らないけど、その人たちに言えば?」 聖「そんなこと言ったら、俺、嫌われ…」 泉「嫌われない! そんなやつ俺が倒してやるよ!」 俺は 当時流行っていた、〇〇レンジャーのビームの真似をした。 聖「…ははっ!そうだな。 お前がいたら百人力だ」 泉「百人力ってなんだ?」 聖「ん~……無敵ってこと!」 俺たちは 重苦しい雰囲気から一気に 笑いが絶えない雰囲気になった。 だけどそんな楽しい時間はすぐに終わる。    「あ─きら─ッ!!!」 この公園に響きそうな 誰かの声が聖を呼んだ。 この声を聞いた聖は、ガバッと顔を上げたと思ったら、ぱぁっと笑顔になった。 何、この変わりよう。 聖「優姫!!」 聖はそう言うとブランコから降りた。 …ゆうき? 誰だろ、女の子の声だったな…。 ねぇちゃんとか? 泉の勘は鋭かった。 優姫「あ、いたぁ!もうどこ行ってたんだよ!」 あ、言い忘れてたけど、 俺と聖は7才。 だからこの時優姫は9才だった わぁ、可愛い女の子! でも言葉づかいがちょっと悪いかも…;; ん? でも聖のねぇちゃんってことは…。 『優姫は姫虎っていう族に─』 ……………。 泉「こんな小さいのに暴走族!?」 ………あ…;;。 聖「……泉、それ言っちゃ…」 優姫「ちぃさい言うなぁ!!!」 泉「うわぁ!」 優姫は俺に向かって怒鳴ってきた。 …怖かった。(泣)       
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