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―――――――
優姫「…へぇ、聖の友達?」
泉「はい…」
あの後、なぜか聖(優姫)の家に連れてこられた俺だが…
聖の部屋と見られるところで正座させられているのはなぜ?
聖の部屋は 和風っぽくて障子戸に畳。
生け花とかもある。
なにか和風のしてんのかな?
……てか畳だから足に跡ついてるよ、多分。
いい加減、足が痺れてきた。
多分2時間は正座してる。
優姫さんが目の前で仁王立ちされているから余計怖い。
――スーッ
聖「いっずみー……優姫まだしてんの?;;」
お茶を持ちながら苦笑いをしている聖。
俺と優姫さんを見て、大きいため息をした。
ため息するほど呆れてるなら
助けろよ。
聖「はい、お茶」
聖は 俺の前にお茶を置くと、
部屋の隅っこでマンガを読み出した。
…だから助けろよ。
優姫「泉、って言ったな。」
泉「…はい、青柳 泉です…」
俺がフルネームで名前を言うと、優姫がピクッと反応した。
優姫「青柳…?」
聖「へぇ、青柳っていう名字なんだ」
聖は マンガを横に置き俺たちの会話に参加してきた。
マンガ読む時間少なッ!!
優姫「どっかで聞いたことある名前だな」
泉「そうですか?
そんな大したことは…
やってないんですけど…」
俺は ぼそぼそと言うと、
一つだけ心当たりがあった。
泉「豹雷牙……」
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