7月16日って何の日?

26/30
前へ
/170ページ
次へ
優姫「親友だったから…喧嘩しないで、おこうなって…約束したんだって…」 泉「何で そんなテンションがた落ちなんだよ。聞いてるこっちが悲しくなるわ」 俺がそう言うと、優姫さんは「だって……」と言ってから黙り込んでしまった。 聖は 聖で「あ~ぁ…」なんて言ってるし。 何が「あ~ぁ」だよ。 何にがっかりしてんだ、お前は! 何だよ……俺が悪いのか? ―などと、心の中で一人コントをしていると、聖は口を開いた。 聖「親友だから喧嘩しない… それだけ?」 聖が聞くと、優姫は気分が戻ったのか、ニカッと笑い、頷いた。 えー…;; 泉か「…思ったよりも早かった」 聖は 俺の言葉に同感し、頷いた。 そして、じっと優姫を見る俺と泉の思いと裏腹に、優姫はキョトンとした表情で口を開いた。 優姫「だってそれだけだし」 何でそんなひねくれた様な、ふて腐れた返事すんだよ。 それに、何でさっき『話すと長くなる』って言ったんだよ;; 何だか、優姫さんのキャラが掴めない、と思うのは俺だけなのか? なんて、思ってたけど、一つだけ疑問ができた。 泉「でも、今は優姫さんが総長なんでしょ?だから…」 別に 今は喧嘩してもいいんじゃないか? もしかして、そこは初代総長の気持ちを尊重して…? 優姫「ま、それはおいといて、さておき…」 どっちも同じでしょ。 って、そんなことをツッコみたかったんじゃなくて。 …はて?← 俺は冷静になると、一つの疑問が頭の中に浮かんできた。 聖「俺たち何のことについて話してたっけ?」     
/170ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2278人が本棚に入れています
本棚に追加