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優姫「親友だったから…喧嘩しないで、おこうなって…約束したんだって…」
泉「何で そんなテンションがた落ちなんだよ。聞いてるこっちが悲しくなるわ」
俺がそう言うと、優姫さんは「だって……」と言ってから黙り込んでしまった。
聖は 聖で「あ~ぁ…」なんて言ってるし。
何が「あ~ぁ」だよ。
何にがっかりしてんだ、お前は!
何だよ……俺が悪いのか?
―などと、心の中で一人コントをしていると、聖は口を開いた。
聖「親友だから喧嘩しない…
それだけ?」
聖が聞くと、優姫は気分が戻ったのか、ニカッと笑い、頷いた。
えー…;;
泉か「…思ったよりも早かった」
聖は 俺の言葉に同感し、頷いた。
そして、じっと優姫を見る俺と泉の思いと裏腹に、優姫はキョトンとした表情で口を開いた。
優姫「だってそれだけだし」
何でそんなひねくれた様な、ふて腐れた返事すんだよ。
それに、何でさっき『話すと長くなる』って言ったんだよ;;
何だか、優姫さんのキャラが掴めない、と思うのは俺だけなのか?
なんて、思ってたけど、一つだけ疑問ができた。
泉「でも、今は優姫さんが総長なんでしょ?だから…」
別に 今は喧嘩してもいいんじゃないか?
もしかして、そこは初代総長の気持ちを尊重して…?
優姫「ま、それはおいといて、さておき…」
どっちも同じでしょ。
って、そんなことをツッコみたかったんじゃなくて。
…はて?←
俺は冷静になると、一つの疑問が頭の中に浮かんできた。
聖「俺たち何のことについて話してたっけ?」
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