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「…それは俺も気づいてた」
また、第三者が言った。
…いい加減あなたが誰か気になりますぞ。
優姫「ほとんどの人が気づいてたのに、何で教師のテメェが間違ってんだろね」
「せーんせ。
いい加減授業始めてよ」
先生「お前はっ…退学だっ!!」
はぁ?
お前はそんなに偉いのか。
優姫「んじゃ あたしがアンタを辞めさせる」
先生「やッやれるものなら…」
―ピポパッ
あたしは退職になるのを怯えている先生をシカトして、親父に電話をした。
優姫「んぁ?親父?あぁ…
は?会議中?嘘つけ。
会議中なら電話できねぇだろうが。
あのさ~…それより、ここにいる退職に(以下略)潰してよ。
は?何されたか?
睡眠妨害、授業妨害、バカ。
は?バカは関係ねぇって?
知るか。ん。よろしく」
パチン
先生「へ…?」
優姫「さよなら」
あたしは退職に(以下略)を鼻で笑ってやった。
「お前…すげぇな。」
さっきから思ってたんだけど…
優姫「あんた誰?」
「…クラスメイトなのに…(泣)
青柳 奈緒<アオヤギ ナオ>だよ」
優姫「…男だよな?」
奈緒「そうですけど?
え、見れば分かりますよね?制服ズボンだし。
ていうか、どう見てもどっから見ても男でしょ。」
うん。分かってるよ。
優姫「…女みてぇな名前だな」
奈緒「……ほっとけ」
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