いじめ!?

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奈緒「なに?新たないじめ?」 …はて、これはいじめか? …いじめか。 手紙もカッターナイフも。 優姫「…教えねぇよ」 奈緒「……図星…?」 優姫「さぁ(笑)どうだろうな」 奈緒「お前、無表情で(笑)とか使うなよ、気持ちわりい」 優姫「…フッ。」 奈緒「…つか、図星だろ? 優姫「……何でそう思う?」 奈緒「包帯巻きすぎ。 ぐちゃぐちゃになってる」 ……あ。 優姫「……………」 くそぅ。また最初から巻き直しだ。 奈緒「なぁ…やっぱなんか…」 優姫「なんもねぇから。 ちょっと外の空気吸ってくる」 奈緒の言葉を優姫が遮り、優姫は保健室から出ていってしまった。 ちなみに、包帯は綺麗に巻かれていた。 ―ガラッ ―バタン 奈緒「…行っちゃったな。          輝雷。」 輝雷「……………」 奈緒「ハァ…いつまで狸寝入りしてんだよ、 輝雷。起きてんだろ?」 輝雷「……気づいてたか」 奈緒「なめんなよ」 輝雷「はいはい」 奈緒「…なるほどね。 輝雷が赤西のことを『面白い』って言ったの分かる気がするな なぁ輝雷?」 輝雷「なんでもかんでも俺に聞くなよ。 少しは寝させろ」 奈緒「………さっきまで寝てたじゃん。」 輝雷「ほっとけ。」 奈緒「でも…どう思う? 赤西のあの傷―…」 輝雷「…知らねぇよ。 ドシって切れたんじゃね?」 奈緒「そうかなぁ?」 輝雷「…何が言いたいんだ? お前は」 奈緒「別に? …ただ、英が絡んでるんじゃねぇかなって思ってさ」 輝雷「すぐるぅ?誰だそれ。」 奈緒はため息をつきながら答えた。 奈緒「輝雷のファン…っつうか、追っかけ?」 輝雷「同じだ、ボケ。」 奈緒「ま、気を付けといた方が良いってことよ」 .
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