降と奈緒

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俺はこの時何を言われたのか 理解できなかった。 降「な…に言ってんだよ…」 すると親父はさっきと 同じ妖しい笑みを浮かべて いるのを今度は 見逃さなかった。 …何企んでんだよ。 すると親父はまた 信じられないことを 言い出した 親父「どうやら…奈緒くんは 降にうんざりしている らしいと奈緒くんの父親から 聞いた。 …もう降とは遊びたくない と言っていたらしい。」 は? そんなわけないだろ… さっきまで一緒にジェット コースターとかに乗って ずっと笑ってたし… …騙されないぞ? どうせさっき奈緒の親父と 話してたんだろ? なにか企んでると思ったら お前らの仲の悪さに 俺たちまで巻き込む気かよ。 ふざけんな。 その手に乗ってたまる かっつうの あとで奈緒に聞いとくからな。 嘘だって証明してやるからな 降「………」 親父「わかったなら…もう 二度と遊ぶなよ?」 勝手に決めるなよ でもここは乗っておいた方が いいのかな? 降「………ぅん…」 俺は小さく返事をした だけどここから俺たちの 歯車が狂いだしたなんて…       
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