ONE YEAR WAR

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宇宙世紀0079。   地球から最も離れた宇宙都市サイド3は ジオン公国を名乗り、地球連邦政府に独立戦争を挑んできた。   当初 圧倒的な物量を誇る地球連邦軍が優勢に見えたが ジオン公国軍はT・Y・ミノフスキー博士の提唱したミノフスキー粒子の実用化に成功。 これにより、無線誘導兵器を主力としていた地球連邦軍をほぼ無力化させることに成功した。 有視界戦闘で圧倒的な力を誇る人型機動兵器【モビルスーツ】の開発に成功していたジオン軍は 宣戦布告の3秒後に攻撃を開始。ついで、地球へのコロニー落としを敢行した。 これにより、当初の予測は完全に外れ 大打撃を受けた地球連邦軍は、各地で局所的な戦闘を繰り返すのが関の山となっていた。 この一ヶ月あまりの戦闘で 人類は総人口の半分を死に至らしめた。 人々は 自らの行為に恐怖した。 ジオン軍が 連邦軍本部ジャブローを発見できず、決定打を与えられないまま 戦争が膠着状態に入り 八ヶ月余りが過ぎていた。     
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