2.光との出会い…

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数日後、一人の男が俺の元にきた。 「初めまして。」 「え…あなた誰ですか?」 「私は車椅子バスケのチームの監督をやっていてね、是非君にも入ってもらいたいんだよ。」 「引き抜きですか?」 「まあそのような感じだよ。どうかな?」 「悪いけど俺は車椅子なんかに興味はないんで…普通のバスケしか興味ありません!」 「でも君はもう二度とその普通のバスケができない」 「な!?」 「私は間違ってるかな?君のその足でみんなと同じようにバスケができるかな?」 「………」 「私も言いたくて言ってるわけじゃないんだ。これは君のためなんだ!バスケがしたいんじゃないのか?別に車椅子バスケでもいいじゃないか!シュートを入れて歓声を浴びるのは普通のバスケと変わらないよ!」 『くそったれが!…』 俺は心の中でそう思うのが精一杯だった。何も言い返せなかった。全て当たっていたからだ…。 「とにかくまたくるから考えといてくれないか」 そう言うと帰っていった。 俺は迷うことなく車椅子バスケはしないことに決めた。
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