1.絶望との出会い…

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俺はいつものように学校帰りに街を歩いていた。 そして信号が青になり横断歩道を渡りはじめたそのとき、車が走ってきた! 「ウワァー!!!!」 『ここはどこだ?何も見えない。天国か?地獄か?』 いつもと何か違う感覚に恐怖を感じていた。 そして一つ言えることは足の感覚が全くない…。 『どうしたんだよ!なんでだよ…。』 俺は目を開け恐る恐る布団をどいた。 「!?」 俺は意識を失った…。 それからどれくらい時間がたっただろうか… 再び目を覚まし、もう一度確認したが一緒だった。 足が片方なくなっていた…。 右足の太股に綺麗に巻かれた包帯…。 まるで元からなかったかのようだった。 信じられなかった…。 『俺が?この俺が?何でだ?意味わかんねぇ…他のやつが事故にあえばよかったんだ』 悔しさと虚しさで涙が止まらなかった…
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